論理の世界の用語
結論と前提の両方を含んだスティトメント(statement)をアーギュメント(argument)といいます。
「ロジック」(論理)は、結論と前提を繋ぐ無形のものです。この無形の部分はインファランス(inference)ともいいます。インファランスには2種類のものがあります。ディダクティブ・インファランス(deductive inference)とインダクティブ・インファランス(inductive inference)です。
前提から結論を導く思考のことをリーズニング(reasoning)といいます。
ディダクティブ・インファランスの評価は、valid/invalidで与えられます。validは「論理が正しい」の意味で、invalidは「論理が正しくない」の意味です。
インダクティブ・インファランスの評価は、strong/weakで与えられます。インダクティブ・インファランスは「たぶんどうだろうか」の推論なので、前提が正しくとも、得られた結論が100%確実に正しいと断言できません。
論理が正しいだけでなく、前提も(真実か否かの点から)正しい場合、評価はsoundで与えられます。
@startuml
title 論理の世界の用語
abstract "statement" as A {
}
abstract "argument" as B {
+ 前提
+ 結論
}
abstract "logic" as C {
+ reasoning()
+ sound()
}
interface "deductive_inference" as D {
+ valid()
+ invalid()
}
interface "inductive_inference" as E {
+ strong()
+ weak()
}
A <|-- B
B <- C
C --|> D
C --|> E
@enduml